モルタルとコンクリートはどう違うのか？
一言で言うと、
- コンクリート＝セメント＋水＋砂＋砂利
- モルタル＝セメント＋水＋砂
といった具合に、セメントをベースにそこから混ぜていく原料が異なります。
厳密にはモルタルをつくるときの砂は「細骨材」と呼ばれるものを使うようです。
セメントとは何か？
モルタルとコンクリートの両方に使われている「セメント」という原料はいったい何でできているのでしょうか？
- セメント＝石灰石＋粘土＋けい石＋酸化鉄＋石膏
これらの成分を砕いた後に焼き、粉末にしたものがセメントになります。
モルタルのメリット・利用シーンは？
- モルタルを使うメリット：モルタルは素材としてやわらかく、表面にざらつきがないので表面がきれいに仕上がる
- モルタルの利用シーン：ブロックやレンガなどのつなぎ目を埋める接着剤としてよく使われる。またコンクリートの上に仕上げ材として塗られる。（表面がなめらかに仕上がる）
コンクリートのメリット・利用シーンは？
- コンクリートを使うメリット：強度が強く固まりやすくモルタルよりも価格が安い。また、特別な技術者が不要で、一定基準のコンクリートを誰でも扱うことが可能。
- コンクリートの利用シーン：建物の基礎・土台
- コンクリートのデメリット：コンクリートは圧縮される力にはとても強いが、引張力にはとても弱い。その弱点を補う、より強いコンクリートをつくるために開発されたのが「鉄筋コンクリート」
